「アルツハイマー病の早期発見に向けて~脳機能研究所と倉敷平成病院の取り組みを中心に~第2回認知症早期診断・治療研修会」講演会開催のご報告
2008年2月2日(土)、第2回認知症早期診断・治療研修会が開催されました。
記念すべき第1回目は2006年に行われました(但し、共同研究は1998年から開始され、武者先生の当院への来院は10回以上になりますし、勉強会も複数回実施されています。また、データのやり取りは毎日のようにされています
)。
内容は「脳機能活性度測定システム~DIMENSION…認知機能低下が診断できるシステム、感性スペクトル解析システム…喜怒哀楽の感情面がわかるシステム」についてでした。
今回は新たに「局所的ニューロン機能表示法~ L-DIMENSION~…局所的なニューロン機能低下を画像化することが出来るシステム」についてのお話を聞くことができました。
今回は、我々もただ来て頂いて「受け身」で話を聞くよりも、「これらのシステムを臨床場面でもっと有効に使う方法を考えたい」と言う思いから、大胆にも講義は60分、質疑応答を60分とし、検査結果の具体的解釈法や他の疾患への応用について様々に質問しました。
武者先生はこれらの質問に対し、懇切丁寧にかつ非常に理解しやすく説明していただきました。
特に新たなシステムであるL-DIMENSIONについては、例えば、脳梗塞を発症した場合、通常のCTやMRIでは梗塞巣はみることができるが、後遺症(実際の機能低下)については、これらからだけでは診断が難しいため、臨床症状や様々なペーパーテストによるテストバッテリー等の組み合わせで総合判断するのですが、L-DIMENSIONを使うことで機能低下の部位が判断でき、より診断に精度が増すということです。
これはSPECT(非常に高価)でも可能ですが、大学病院など比較的大きな機関にしか設置していないため、もし、L-DIMENSION(安価)がSPECTと同様に活用することができたら、今後、高次脳機能障害の評価・リハビリテーションを行うPT・OT・ST・CPはよりいっそう適切なリハビリテーションが行なえることになります。
先生は、これらについては、これから臨床応用へと進めていく段階であるということでしたので、非常に期待したいと思いました。
先生曰く、「我々も技術屋ですから遠慮せずに質問してもらうことで、精度の高いシステムが開発できる」と言う言葉を頂いていますので、日々患者様と関わる中で疑問に思っていることは、今後積極的に質問していきたいと思いました。
また、福嶋リハビリテーション学院長の福嶋裕美子先生もご参加くださり、早速「学院のブログ」に紹介してくださいました。福嶋先生ありがとうございました。
リハビリテーション部 ST課長 藤本
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