自転車の3人乗り
3月に入って倉敷も春らしくなりましたね。白衣の下をセーターからポロシャツに衣替えして身軽になりました。冬の間、コートを着て歩いて通勤していましたが、再び自転車通勤にしています。
平成病院の近くには保育園、幼稚園があり、朝、自転車に子供を乗せて走っているお母さん達をよく目にします。もちろんお父さんを見かけることもあります。
中には前後に子供ふたりを乗せているお母さんもいますが、これが最近話題になっている「3人乗り」。道路交通法では以前から違法で、注意しても違反を繰り返す悪質なケースには2万円以下の罰金ということですが、今回警察庁が教則に禁止事項と明記することになったために争論となったようです。
自動車運転手には道路側に倒れて衝突でもしたら「責任を問われそう」、歩行者には歩道をスピード制御しにくいスピードで走るので「ぶつかられそうで怖い」(実際自転車よりも歩行者優先です)、外国人の方には「サーカスの曲芸のようだ」、と言われます。バランスがとりづらく、転倒すれば子供達が怪我する危険もあるでしょう。実際、僕も小さい頃に母親の自転車に二人乗せさせられて、転んで怪我した記憶があります。
歩いて通園するには時間がかかる、車の免許を持っていない、通園していない別の子供をひとり家に残しておく訳にはいかない、といった親側の事情があります。車で送迎してもらうにも十分な駐車場がない、スクールバスには運行費用がかかる、といった園側の事情もあります。少子化対策に貢献しているのだから大目にみて、と言う親には問題点をすり替えているようで賛成できません。また、子供の安全は親が責任持つので規制すべきでない、との反対意見は、自動車のチャイルドシートの時と同様な気もします。
警察庁は一律に禁止とせず、地域行政や自転車業界、あるいは厚生労働省、文部科学省ときちんと対策を講じてから話を進めてほしいと思います。欧米ではチャイルドトレーラーが主流のようで、マウンテンバイクなどで牽引して公園をサイクリングしているのをよく見かけました。でも日本の法律では歩道を走行できないみたいです。
自転車業界では3人乗りの自転車を開発しているようですが、何万円もする自転車を母親達が買い換えてくれるものか、という疑問もあります。現時点で必要なのは頭部外傷予防のヘルメットだと思います。市に出生届をする時の記念品をアルバムか子供用ヘルメットか選べるようにするとか、市内の幼児を持つ家庭に貸与するなどしたらどうでしょうか。加害者にも被害者にもなるわけですので、自転車を乗る人のための賠償責任保険制度を充実させることも必要と思います。
自分の子供を通わせていた保育園が今月で閉園になり、4月から別の園に通わせることになりました。通勤ラッシュの影響をかなり受けるコースになるので、天気のいい日は自転車で送ろうか、と思っていました。ところが今度は下の子供も一緒に通うので、自転車の送迎では3人乗りになってしまいます。車で送迎するか、早起きして歩こうか、と悩んでいます。 (画像はasahi.comから転用)
医師 はっしゅ
| 固定リンク


コメント