いま農業がおもしろい!
皆さんは農業にどんなイメージを持っておられますか?「キツイ・キタナイ・カッコワルイ・カセゲナイ」の3Kとも4Kとも言われてきましたが、いま農業が脚光を浴びつつあります。その主な理由として、
①安全な食べ物への欲求が高まってきたこと
②食の分野でもエコが叫ばれ始めたこと
③不況による職種別労働人口に変化のきざしがあること
といったことが挙げられます。
ここ数年中国製の冷凍餃子や汚染米の食用転化などの食を巡る事件は後を絶た ず、出所の分かった(生産者の顔が見える)安全なものを食べたいという当たり前のことの価値が改めて見直されてきました。これは食を仕事とする者として喜ばしいことと感じています。以前のブログの中でも食べ物の条件について触れたことがありましたが、空腹や食欲を満たすことだけが食べ物ではありませんね。安全でおいしいものを得るにはお金や時間が必要になるかもしれません。しかし時間は工夫で補うことができますし、それを楽しみに感じられればいうことはありませんね。
またブームが日常的なものになりつつある「エコ」。フードマイレージという食糧の価値を表す新たな指標も生まれました。これは食糧の総重量と輸送距離を掛け合わせたもの。食料の生産地から食卓までの距離が長いほど、輸送にかかる燃料や二酸化炭素の排出量が多くなり環境に対して大きな負荷を与えることになるため、国産、地元産の食糧を消費しようとする動きにつながっています。
さらに昨年後半からの不況の影響で派遣社員をはじめとする製造業の社員の解雇が続いています(患者さんの中にも三菱自動車等の関係の方がおられ、その深刻さ感じる場面にも遭遇します)。ただこれを契機に職種別の労働人口比率が変わっていくことも考えられています。つまり今まで製造業についていた人が今後違う分野の職に就き、考えようによっては適正な労働人口比率に近づいてくることも考えられるとか。今まで人員が不足していた介護・福祉、そして農業分野の従事者が増加するのではないかということです。
こうした流れを受け、農業の分野で活躍する人が頻繁にテレビや雑誌で取り上げられるようになりました。1月12日に日本テレビで放映された「カンブリア宮殿‐若者よ農業を目指せ‐」では長野の農業生産法人トップリバー(従業員35人、年商9億円)
が紹介さていました。レタスを中心とした農産物をスーパーや生協、外食産業と契約販売するとともに、新規就農、独立を目指す人のための農業研修など農家育成支援事業を会社設立の目的として掲げています。明確なビジョンを語る社長と生き生きと働く若い人たちの姿が印象的でした。また2月15日発行の雑誌「BRUTUS」http://magazineworld.jp/brutus/656/(マガジンハウス)のメインテーマは「みんなで農業」。佐藤可士和やナガオカケンメイといったトップクリエーターたちが農業に魅力を見出し、それをビジネスにも結び付けていく様子が紹介されています。彼らがカッコよくみえるのは姿かたちのせい?いいえ、農業を本当に楽しみその中から価値を見出した自信に溢れる表情からでしょう。親の仕事をイヤイヤ継いでいた(のではないかと想像される)今までの多くの後継者たちとは顔つきが違うのです。
なんだか面白いことになってきそうだと感じているのは私だけでしょうか。生きることは食べること‐食がよい方向に行くことを願ってやみません。野菜が食べたくなってきた!
倉敷生活習慣病センター 管理栄養士 momo
ナガオカケンメイプロデュース
D&DEPARTMENT PROJECTの宅配野菜&カフェメニュー
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コメント
倉敷市内在住で39歳ですが 果物や野菜を造って給料をいただき 生活したいと思ってます 農業経験が無いので どうすれば 農業できるか知りたいので 相談にのっていただきたいです
投稿: 迷い人 | 2009年5月 7日 (木) 00時11分
迷い人様
お返事が大変遅くなり、申し訳ございません。
お尋ねの件ですが、
その方面の専門ではございませんので、
”わかりません”というのが正直なところなのですが、
試しに「岡山県 就農」で検索してみました。
すると岡山県や新見市などで就農者を募集していたり、費用の貸付などの情報も見受けられました。
公的機関なら安心して相談できるのではないでしょうか。
ご興味おありならこの辺りから当ってみるのもよいかもしれませんね。
十分なお答えになっていないと思うのですが、ご容赦下さいませ。
またこの「倉敷平成病院だより」へのアクセスをお待ちしております。
momo
投稿: momo | 2009年5月21日 (木) 19時39分