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2010年8月16日 (月)

第49回料理教室~テーマは精進料理です~

前回精進料理についてお話しました。8月の料理教室のテーマもズバリ“夏に楽しむ精進料理”。8月7日(土)に開催いたしました。当日のメニューは、
○ 精進ずし(生姜とミョウガの混ぜ寿司)
○ 枝豆の冷やし呉汁
○ 豆腐と蓮根のハンバーグ
○ ごま豆腐
○ きゅうりのくるみ味噌和え
○ 羽衣水ようかん

 

Photo 肉や魚、卵といった動物性食品を使わず、だしも昆布と干し椎茸でとりました。また“素材を使い尽くす”をひとつの目標に置き、
 厚揚げ→中の白い部分をハンバーグに、外の焼けた部分は和え物に
 大根→ご飯と炊き込んでかさ増し、皮を塩もみして和え物に
 干椎茸→戻し汁を呉汁のだし汁として、椎茸はみじん切りにしてハンバーグに
できるだけ無駄の出ないように調理しました(レシピが必要な方は生活習慣病センター受付までどうぞ)。

 精進料理は季節感と五法・五味・五色を大切にして調理すると言われます。五法とは「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」の五つの調理法のことです。五味は「カン(塩辛い)・甘・酸・辛・苦」の五つの味。五色は文字通り五つの色「赤・青・黄・白・黒」です。これらの全てを一食の中に盛り込むのはなかなか至難の業ですが、こういったことを意識していると、見た目に美しい味と栄養のバランスのとれた食事に近づくことができるでしょう。
 

ある講演会で、糖尿病をもつお坊さんのお話をうかがったことがあります。お坊さんになるための修行中はまさしく精進料理、それもおかゆや麦飯に汁物や漬物、簡単なおかずだけの食事にずいぶん辛い思いをしたが、それにもまして糖尿病と診断された当初の食事療法が辛かったとのこと。修行中は質素でもそれしかないのでおいしくいただけるけれど、回りにおいしいものがふんだんにあり簡単に手に入る中での節制は辛かったようです。しかしその方は自分に合った量とバランス食事をマスターされ、現在は内服なしてHbA1c5%台をキープしておられるそうです。修行中に培った食物本来のおいしさを味わうことができる感覚も幸いしたのかもしれませんね。
 

またこれは違うお坊さんですが、“肉や魚を食べたときには眠くなる”というお話が印象的でした。野菜や大豆製品のときよりも消化に時間がかかり体への負担が大きいような気がすると感じておられるそうです。肉や魚もいいですが、タンパク質の全体量と植物性タンパク質の割合には再考の余地があるのではないかと感じました。
 好きなものを好きなだけ食べることも幸せなことかもしれません。でも頭で考え心で感じることのできる私たちは、ほんとうにおいしくて体によいものを選んで食べることができるはずです。おいしさってなんだろうと思う今日この頃です。 

倉敷生活習慣病センター 管理栄養士 momo

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