血糖が高いときに出る症状
1月18日にFMくらしきの生放送で「血糖が高いときに出る症状」という内容でおしゃべりしました。当日は外来が終わらなくて、本番まで、あと15分という時にスタジオに着きました。ひやひやしましたが、広報の三宅課長とぴったり息があって、まずまずの出来かな。放送が、終わってから、さっそく患者さんから反響がありました。みなさん結構、聞かれているのに驚きます。
今日はその時の原稿をアップします。
「糖尿病といわれても症状がないので。。。」と、糖尿病の患者さんはよく言われます。では、本当に自覚症状は無いでしょうか。疲れているから、気のせい、年のせいと思って、自覚症状に目をつぶっていることがあります。皆さんが気付きやすいように、血糖が高くなると、どんな症状が出るか考えてみましょう。
① 食事をすると眠くなる。
食物を食べると消化されて、小腸からぶどう糖が吸収されて血糖値が上がります。今まで食べた後に眠いことがなかった人が、眠たくなる場合に高血糖になっている場合があります。また、血糖値400mg/dl以上になっている場合、気付かずに不注意になって判断力を誤り、自動車事故を起こしたり、高いところから落ちたり、転倒することがあります。救急車で病院に運ばれて来る患者さんの中には、そうやって糖尿病と診断がつくことが多いです。意識が無くなって運ばれた方の中には血糖が600mg/dl以上の場合があります。
② 甘いものを食べるとおしっこに頻回に行く。尿が泡立つ。家族に尿が匂うといわれた。夜間、頻回におしっこに起きる。膀胱炎になりやすい。
これは、余分なぶどう糖が、尿に排泄されるためにおこる症状です。特に、外来に来られる患者さんが、尿が泡立つので、血糖コントロールが悪いのではないかなあと心配されてこられます。また、ぶどう糖のたっぷり入った尿には細菌が繁殖しやすいのですぐ膀胱炎になります。また、おしっこがたくさん出るので喉が渇いて、水が欲しくなります。これらの症状は血糖値が良くなると改善します。
③ 甘いものが無性に食べたくなる。
血糖値が悪くなる時には、甘いものが無性にほしくなることがあります。砂糖やジュースなどを大量にほしくなる。糖尿病患者さんは、ぶどう糖を細胞に取り込んでエネルギーに変えることが出来ないので、勢いに任せて食べると、どんどん血糖が上がります。甘いものが欲しくなる時は悪くなる前兆と考えてください。口がいやしいわけではなく、そのような状態になるのです。
④ 肌がガサガサする。皮膚が痒い、おしもが痒い。傷が治りにくい。
血糖が高くなると自律神経の働きが悪くなり、汗の分泌がうまくいかなくなります。それに、脱水症も合併して肌が荒れてきます。また血糖コントロールが悪いとカビが生えて、皮膚や、しもが痒くなります。足のみずむしも出きる原因になります。
⑤ 歯周病になる。虫歯になる。
糖尿病の人は歯周病や虫歯になりやすく、歯周病や虫歯による炎症がさらに血糖を上げるという悪循環が起こります。糖尿病患者さんで総入れ歯の人にお話を聞くと、(60代に入れた)と、いう人が多いのでびっくりします。歯医者さんにかかりましょう。
⑥ まぶしい。目がかすむ。
高血糖になると自律神経の働きが鈍くなり、暗いところから明るいところに出た時に、異常にまぶしく感じるようになります。また、目がかすむということから眼科を受診して網膜症が発見されて、糖尿病がわかることがあります。
⑦ 顔面神経麻痺がでる。
よく耳鼻科外来を受診して糖尿病がわかることがあります。
いかがでしょうか。血糖が高くなると出る症状は、意外に多岐にわたっていて、他科外来を受診するような症状が多いですね。いつも紹介してくださる先生方に感謝します。
倉敷生活習慣病センター 医師 M


























































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