2012年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

Takaotakeo 謹んで新春のお慶びを申し上げます。旧年中に賜りましたご厚情に対し、心より御礼申し上げます。
 さて、昨年我が国は大震災という未曽有の経験をしました。以来、私たちは山陽の地にあっても、他人事ではなく自分たちの仕事の足元を見つめ直す機会となりました。
 「救急から在宅まで何時いかなる時でも対応します」という理念の下、病院を運営して24年。社会構造・家族構造の変遷とともに、急性期だけでなく在宅を支えるシステム構築に取り組んできました。
 患者さんと職員とが集い、共に学び、共感し合う、恒例の「のぞみの会」では「地域医療の絆の再構築~救急から在宅までの継続医療の実践~」というテーマで開催いたしました。はからずも「絆」は昨年一年を代表する漢字に選ばれ、その重さを再確認することとなりました。
 今年は、病院から徒歩3分の距離の倉敷市白楽町に地域密着型特養の開設を予定しております。安心して、年を重ねていける地域社会の構築に少しでもお役に立てればと願っております。また、かねてより「もの忘れ外来」を開設しておりますが、この認知症疾患について予防・診断・治療に一層力を入れる所存であります。
 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

社会医療法人全仁会 倉敷平成病院 理事長 高尾武男

(平成24年1月1日山陽新聞朝刊 私のほうふ より)

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2011年6月 2日 (木)

歯のメンテナンス大切に

Illust3167 春といえば、学校では6月30日までに健康診断が義務付けられています。
先月 小学校と高校の学校検診に行ってきました。
最近では小さいころからの予防歯科の習慣があり、地域差はあるものの小学生では虫歯は少ない傾向にあるようでした。高校では歯肉炎になっている子が比較的たくさんいました。また、矯正装置を口腔内に装着されている子も多かったように思いました。
歯肉炎は大人にも多く、歯磨きの際に歯と歯ぐきの境目に汚れがたまると歯肉に炎症が起き腫れてくるため、ちょっと触っただけでも出血したりします。

Illust3158
歯肉炎がさらに進行すると歯肉の炎症がひどくなり歯周病菌が歯と歯ぐきの溝に侵入し歯槽骨や歯根膜も破壊され根の先に向かって歯周ポケットが深くなり歯垢や歯石が付着します。もっと進行すると最後は歯を支えている骨がグラグラになって歯を抜かなければならなくなります。
みなさん、そうならないように、若い時からの歯のメンテナンスは大切です。
定期的に歯医者に行ってチェックしてもらいましょう。

歯科医師 さとう

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2009年1月20日 (火)

倉敷美観地区の禁煙を望む

タバコの煙を気にせず食事ができるレストランがイオンモール倉敷で増えました。以前に、その中のあるトンカツ店で、‹禁煙イエローカード›を置きながら、「禁煙になればもっと気軽に楽しく食事ができるのに」と要望を述べたことがあります。その店も禁煙となり、その周辺店も禁煙になって来ました。不充分ですが、「禁煙タイム」を実施する店も多くなってきました。色々な食事を気持ち良く楽しむことが出来るようになり、家族皆で喜んでいます。

0901201  私の毎日の通勤路である倉敷美観地区は、朝の通勤時間帯には観光客はちらほらですが、土曜日の帰宅頃は大勢の観光客で賑わっています。しかし、混雑する中でも歩行喫煙する人がおられ、「美観地区」に似つかわしくない光景です。いまだに禁煙地区になっていないのは残念でなりません。せめて歩行喫煙が禁止されるよう倉敷市条例が制定される日を待ち望んで0901202 います。
喫煙者の皆さんからすれば「喫煙の愉しみを奪い取る禁煙ファシズム」だとの不満がでるかもしれませんが、不特定多数者の中での喫煙は、ご自身の愉しみに留まる行為ではありませんから、今や多数派となった非喫煙者の「煙草の煙に邪魔されることなく食事や観光を満喫するという愉しみ」を奪うことになる喫煙が制限されることには、理解を示していただく必要があります。
健康を守り増進する発信地であるべき医療機関での禁煙は当然のことであり、当院でも「敷地内禁煙」を実施しています。当院を利用される殆どの方が、これを理解され実行していただいています。今後、季節が変わり外気が気持ち良い気候になっても、この状態を続けていただくことを切に希望しています。
                                                       
呼吸器科  玉田

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2009年1月 5日 (月)

初仕事!!

明けましておめでとうございます

今年はうし年ですね。とうとう3回目の年男を迎えよう090105 としています。昨日、由加山にお参りに行って、おみくじを引いてきました。最近はいろんな形のおみくじがあるようで、僕はうちわの形をしたものにしました。その結果は大吉!!健康や仕事、あらゆることがいい方向に向いているようです。年を重ねるごとに健康面での心配が増えてくるので適度な運動、食事を継続していきたいと思います。おととしダイエットしたのですが見事にリバウンドしてしまったので、もとに戻すのに苦労しています。

そういえば、年末に思い切ってひげの脱毛にチャレンジしてきました。10日ほどたちましたが、毎日剃っていたのが最近はえてくるスピードが遅くなってきました。二日に一度でよくなりました。こんなことならもっと早くしておけばよかったと思います。ひげの濃い人はわかると思いますが、5分から10分かかるので毎日面倒です。それが二日に一度になりだんだん回数が減ると思ったらこれからが楽しみです。次回ブログを書くときはずいぶんと減っていると思います。また報告します。

歯科医師 ひでさん

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2008年11月11日 (火)

倉敷平成病院 野球部通信

Yakyubu 10月31日に倉敷市営補助球場にて新ユニフォームの記念写真撮影および紅白戦を行いました。18人をゆうに越える30人近いメンバーがそろい、紅白戦を行いましたが、新ユニフォームの効果か、非常に白熱した接戦となり結果は4-3と、引き締まった試合内容でした。これからも金光主将、津田副主将のもとに一致団結し、猛練習に励みたいと思います。
新ユニフォームは我ながらかなりかっこいいデザインになっていると思うのですが、どうでしょうか?ちなみに選手、マネージャーとも大募集しています。みなさん、野球部への積極的な参加、応援をよろしくおねがいします。

医師 そいちろ

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2008年10月 6日 (月)

野球部活動報告!

先日もお伝えしましたが、倉敷平成病院野球部の活動をご報告します。

1.去る2008年9月17日に練習試合を行いました。結果は20-18で平成病院の快勝となりました。新戦力のテストが主な目的とはいえ、久々の試合を勝利で飾ることができました。

2.新ユニフォームの背番号が決定いたしました。10月31日新ユニフォームの完成に伴い、新チーム写真撮影、紅白戦を行う予定です。ユニフォーム作成者は総勢約30人に及び、今後もますます活発な活動が予想されます。

3.来年度の倉敷市病院対抗野球大会の主催構想
 現在、倉敷市の病院では病院対抗の野球大会がありません。バレー、卓球は大会があり、野球競技に関しては遅れている状況です。来年の夏を目標に、我が平成病院野球部が中心となって、倉敷市内の病院対抗野球大会を立ち上げる構想が持ち上がり、すでにいくつかの病院からは参加の快諾を得ております。また、私の中学、高校の同級生でもある、自由民主党 橋本岳衆議院議員も始球式への参加をご快諾していただき、着々と準備が整っております。日程、参加チームなど、まだ正式に決定していない部分もありますので、今後も野球部の活動にご注目ください

医師 そいちろ

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2008年9月30日 (火)

こころと脳の対話

080930 遂に出ました。『こころと脳の対話』河合隼雄、茂木健一郎著、潮出版。わが敬愛する河合隼雄先生と茂木健一郎さんの対談集です。河合先生は2007年、昨年の7月にお亡くなりになりましたが、この本は2006年に3回にわたって月間『潮』に発表されたものを単行本に構成しなおしたもののようです。私の印象としては、茂木さんは『知』の人かと思っていたのですが、この本を読むと学生の頃に、箱庭療法を受けていたり、夢という現象に興味を持っていたり『こころ』の現象が、脳のどこにあるのか、身体とどのように関係があるのかを常に考えていてくれるのが良くわかります。夢とか箱庭とかで表現される事柄は、意識してない事柄を意識化してさらに目に見えるようにするという脳の機能によって生じる現象で、その背後にある膨大な無意識を探るとっかかりになるとのことです。河合先生のテーマは『シンクロニティー』。箱庭を作って、ニワトリのことが心に残ると帰り道にニワトリの本が目に入ったり、関連事項に出会ったりすることのようです。わたしも、今日はこんなふうにと仕事のことを考えていたりすると、むこうから会いたい人が歩いてきたり、電話がかかってきたりすることがあります。河合先生はこういう現象をシンクロニティーと呼んでいます。私などは、ラッキーと思ってそのまま受け入れますが、河合先生の場合は、わざとはずすようにしていたようです。河合先生によれば、脳の研究が進んでも心のこともすぐわかるようにはならない。因果関係の法則が当てはまらない。しかし、脳の研究方法を用いて、こころの現象を観ていくことにも興味を示されていたようです。面白くてサラっと読んでしまいましたがもう1回熟読したいものです。

倉敷生活習慣病センター 医師 M

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2008年8月30日 (土)

邂逅(かいこう)

080830 お盆が終わって急に肌寒くなりました。今年の夏は異常な暑さで、特に糖尿病の人たちでは喉がかわいて、血糖コントロールが大変だったようです。果物とくにスイカ、ビール、ジュース、コーラなどを飲んだ人たちは、血糖が上がってかえって体調を崩したり、脱水になって病院を受診しました。暑いために身体を冷やすためには水分、果物も大切ですが、糖分が多いと血糖が悪くなります。血糖が上がると、糖が尿に排出され、それに伴って尿量が増えてさらに喉がかわきます。循環になりますので果物はほどほどに、水かお茶にするのが無難です。今回、ご紹介する本は、『邂 かいこう 逅』 多田富雄、鶴見和子著 藤原書店です。世界的な免疫学者、多田先生とまた世界的に活躍した社会学者、鶴見先生の往復書簡になっています。お二人は優れた専門職のほかに、多田先生はお能の小鼓の名手であり、鶴見先生は日本舞踊の名取り、20歳の時に短歌集(虹)を出版したような歌人です。多田先生は脳梗塞で右半身麻痺と仮性球麻痺のため構音障害、嚥下障害となり、鶴見先生は脳出血で倒れ、左半身麻痺となります。これはこの、お二人の闘病と回生の記録です。このお二人の凄いところは、倒れてからもまたその状況を克明に記録し、その後、また新たな創作や社会活動を行ったところです。多田先生はお能が闘病の手助けになり、鶴見先生は倒れたその日から短歌が洪水のように頭に溢れ出たようです。でもお二人だけが特異的なのでしょうか。アメリカ留学中に観たテレビ番組では、脳卒中後に新しい能力を獲得した人たちを特集していました。いつでも物事の明るい面をみるというお国柄のせいでしょうか。こういうお二人の本を読んだりすると、私達のほうが励まされるような気がいたします。

倉敷生活習慣病センター 医師 M

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2008年8月19日 (火)

日本との違い

8月の上旬に、5日半の年休をいただき、やっと11年目の「新婚旅行」に行ってきました。宿泊地は、ウィーン、ザルツブルグ、ミュンヘン、フランクフルトで、主に徒歩・電車(市街電車・地下鉄・列車)の旅です。いわゆる観光地も周りましたが、一番印象に残っているのは次の点です。ウィーンの市街電車とザルツブルグのトロリーバ スには、日本と同様に運転手の脇に切符入れや運賃入れが有りましたが、他の市街電車には運賃入れは無く、運転席とは物理的に遮断されていました。ミュンヘンの市街電車には車内に発券機がありましたが、フランクフルトでは電停に発券機(写真)があるのみでした。地下鉄駅にはホームに降りる前に切符の自働発券機が0808182 ありそこで切符を購入するのは日本とほぼ同様ですが、改札口はありません。無人の「改札口」風の出入口に切符の「刻印機」が有って、切符を差し込むと日時が刻印されます。(刻印しなくても自由に通り抜けられます。)車内での車掌による改札はありません。列車駅には改札口も刻印機もありませんでした。切符を購入するとそのままホームに行き列車に乗り込みます。長距離列車内では車掌による改札はありましたが、列車を降りるとそのまま駅から出ます。これでは、無賃乗車はやりたい放題? これで社会秩序は守れるのか! しかし、時々廻っている(ひょっとすると常に巡回している)一見乗客風の車掌によって無賃乗車・不正乗車(刻印をしていない切符)は厳重に見張られているようです。フランクフルトの市街電車の中で、ピンク色のナイキの肩掛けショルダーを持った普段着の女性(実は車掌さん)に改札を求められました。その時、乗客の一人(おそらくドイツ人男性)は、強く叱責されている風であり、車掌さんの持っている末端機に何やら入力させられていました。(氏名・連絡先などと思われます。)かなりの罰金が待っているようです。ただ、このようにして摘発される不正は一部に過ぎないのではないかという疑問もあります。日本の交通システムは、不正乗車を暴くためにあらゆる手段を講じ、その手段に要する設備投資や人件費等の支出増による減収と、そのシステムを敢行させるための利用者の時間浪費による社会的損失の総額が、不正乗車摘発による損失回復総額よりも多くても仕方がないという考え方と思われます。一方、オーストリアやドイツのシステムは、不正乗車の一部しか暴くことはできなくてもトータルで社会的損失の少ない方法を採ればよいという考え方のようです。不正乗車をする人の頻度が関わって来ますが、オーストリア・ドイツにおいて、抜き打ち改札のみによる不正抑止が期待できるということは、日本社会よりも、「より恥を知る成熟した社会」と思えて「恥じ入る」ばかりでした。目的をしっかりと定めて、その為の手段にはとらわれないという実際的な社会に魅力を感じます。(日本では、何事によらず「手段」を目的化したような規制が多いように思えます。)
 
上記以外にも「列車や地下鉄の大型犬(小児と同額運賃。列車内で車両移動をす0808181る時にハスキー犬の足を踏みそうになりました。)・自転車(折りたたまずにそのまま持ち込めます。)・大型ベビーカー(ディスクブレーキ付きのしっかりした車輪のレーサー風が多い。)の持ち込み区画のある車両(日本では見たことがない。)」、「自転車道(写真。自転車道をうっかり歩いていると自転車の人に強く注意されました。自転車道のない所では自転車は必ず車道を走っていますが、車の直前で止まって信号待ちをしても車はクラクションを鳴らしていませんでした。)」、「横断歩道(信号の切り替わる時間が日本の半分以下。)」、「無料の高速道路(徐行時が時速100Km)」、「路上駐車(歩道が広いので歩道へ少し乗り上げた駐車が許される区域が多い。)」、「優先座席への乗客マナー(どちらかと言うと日本の方が良い)」などについて日本との違いを感じました。
また、スタンド・コンビニや屋台で売っている飲料水の殆どが甘い炭酸飲料か天然 水(炭酸入りが多い)であり、スポーツドリンクや野菜ジュース・コーヒー飲料が見当たらないことにも驚きました。ホテル内(宿泊室を含め0808183て敷地内禁煙。写真は室内にあったメッセージカード)・店内・車内は徹底した禁煙ですが、カフェテラスや屋台周辺・歩道は喫煙自由で喫煙者は多く、電停には吸い殻入れがあるものの、歩道や遊歩道に吸い殻が散乱しているのは日本の街路以上でした。どの店の値札シールもきれいに剥がせるので感心しました。非常に暑い日もありましたが、蝉が鳴かず蚊がいないのはとても不思議でした。これらについての考察はまた別の機会にしたいと思います。 
 

呼吸器科 玉田

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2008年7月22日 (火)

医療難解語100選

7月8日の朝日新聞に「医療難解100語言い換え 国語研 来春までに指針」という記事と難解100語が載っていました。国語研というのは国立国語研究所のことです。
医療・介護の現場で使われる言葉は、医療や介護を受けようとされる人に理解されなければ、単なる暗号になってしまいます。もっとも、医療職・介護職の側もその言葉を完全に判って使っているかと言うと、そうでもない場合も多いと思われます。略号の原語、その原語の由来・当初の意味・時代の進歩とともに変化して来た意味や原語、誤解に基づき流布してしまった違った解釈の仕方、などを全て正確に知っているかと言うと「?」です。
 「理解する」「判る」ということは、各個人で意味する程度が異なるでしょう。例えば、「男」が判るかと問われたなら、大抵の人は判ると答えるでしょう。しかし生物学的な意味での「男」、社会学的な「男」、など突き詰めて議論すると「結局よく判らない難解な言葉。」と言うことになります。
相互理解のためには、双方が同じ程度に「判っている」、あるいは「判っていない」方が良いのかもしれません。その方が「話が合う。」かもしれません。聞き覚えがあり知っていると言う事と、理解しているということは同じではありませんが、何となく知っている程度が気楽なのかもしれません。080722
しかし、それでは「無駄のない、適切な医療・介護」は実践できないでしょう。相互理解の為には、双方が同じ程度に「よく理解」できなければいけません。
先の「医療難解100語」の全仁会としての「翻訳語」を、来春以前に完成させたいと思っています。それぞれの専門分野の人に作っていただくのが良いのでしょうが、与えられた仕事ではありませんので、なかなか作業が進まないでしょう。僭越ながら、少しずつ作って行きますので、ご批判下されば幸いです。(このブログで一語ずつ作って発表下されば、5か月後、12月末には100語完成するのですが)
これらの100語以外にも「難解医療語・介護語」がありましたら、病院の「御意見箱」などでお知らせ下さい。以下に100語を紹介します。(新聞記事とは順番が異なります。)
略号(10語) ADL  COPD  CT  DIC  EBM  HbA1c  MRI  MRSA  PET  QOL

カタカナ語(28語) 悪性リンパ腫 イレウス インスリン インフォームドコンセント 
インフルエンザ ウィルス エビデンス ガイドライン カテーテル 緩和ケア 
クォリティーオブライフ クリニカルパス グループホーム ケアプラン コンプライアンス 腫瘍マーカー ショック ステロイド セカンドオピニオン ターミナルケア ネフローゼ症候群 ノロウィルス プライマリーケア ホスピス ポリープ メタボリックシンドローム リスク レシピエント

漢字・平仮名語(62語)
 悪性腫瘍 院内感染 鬱血 鬱病 壊死 炎症 黄疸 介護老人保健施設 潰瘍 化学療法 かかりつけ医 合併症 川崎病 癌 寛解 肝硬変 間質性肺炎 既往歴 狭窄 狭心症 虚血性心疾患 血栓 血糖 抗癌剤 膠原病 抗生剤 抗体 誤嚥 集学的治療 重篤 腫瘍 自律神経失調症 心筋梗塞 浸潤 振戦 腎不全 髄膜炎 生検 喘息 譫妄 塞栓 尊厳死 対症療法 耐性 治験 統合失調症 糖尿病 動脈硬化 頓服 肉腫 熱中症 脳死 敗血症 肺水腫 白血病 日和見感染 貧血 副作用 慢性腎不全 免疫 予後 臨床試験

翻訳例(ブログ筆者による)を以下に述べます。
“EBM”
 Evidence Based Medicineの頭文字 直訳「根拠に基づく医療」 
(意味)様々な根拠となる情報を批判的に吟味して、それまでの医療に付け加えてより適切な医療を提供しようとする手法。
(解説)
 EBMは手段であって医療の目的ではないし、ましてやランダム化比較試験のことではない。 「EBM=エビデンス即ちランダム化比較試験」と混同して使われていることが多いですが、これは完全な誤解です。だから、例えば「この薬にはEBMがある。」という言い方は意味が通りません。

ある薬の治療効果について大多数の人が参加した比較臨床研究(いわゆるメガスタディ)で統計学的な有意差があったとしても、それは特殊な意味での「明確なエビデンス」に過ぎないのであって、その薬が貴方に効くかどうかを示している訳ではありません。ですから、「明確なエビデンス」があるから使用すべきだという結論は出せません。小規模研究では差が出ずに、メガスタデイでやっとこさ有意差が出るような「はかない」エビデンスかもしれません。その統計的な評価を基に、「貴方の治療」を考えようと言うのがEBMです。ある治療法について、「大規模ランダム化比較試験がしてないのでEBMが出来ない。」と批判する人は、EBMの本質を知らない人です。

呼吸器科 医師 玉田二郎

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