免疫力を高めインフルエンザを防ごう
寒さが身にしむ頃になり風邪やインフルエンザの季節となりましたが、今年は新型インフルエンザの話題でもちきりです。私達はこれらの感染に罹らないよう注意しなければなりませんが、もし罹ってもそれに耐える力を平素から持たなくてはいけません。それが免疫力です。
インフルエンザウイルスが呼吸器から身体に侵入すると、血液の中の顆粒球やマクロファージがまず戦闘体制に入り侵入者を食べ殺します。しかしウイルスが身体の細胞内に侵入すると、NK細胞がウイルスに感染した細胞を見つけ破壊します。(自然免疫) マクロファージは自分の食べたウイルスの情報をリンパ球のヘルパーT細胞に伝え、ヘルパーT細胞は同じくリンパ球のキラーT細胞にウイルスを攻撃する指令を出します。ヘルパーT細胞はリンパ球B細胞にも抗体を作らせ、NK細胞やキラーT細胞で破壊され細胞から飛び出たウイルスを殺します。そして最後に顆粒球とマクロファージが死にかけたウイルスを食べ、治癒に向かいます。(獲得免疫)
さて本題の免疫力を高め、インフルエンザウイルス等から身を守る方法ですが、
1)まず身体を温めることが免疫力を高めることになります。風呂に入り身体を温めることも1つの方法ですが、風邪を引いた時、熱が出るのも身体の自己防衛手段と言われます。
2)免疫は自律神経にも影響されます。副交感神経優位の安静状態ではリンパ球が増え免疫力を高めますので、十分な休養や睡眠は必要ですが、あまり楽をし過ぎると免疫過剰になり、アレルギー反応の鼻水やくしゃみが出たりしますので、副交感神経が優位で適当な交感神経の緊張も大切と言われます。
3)ストレスは免疫力を低下させます。したがって今日のストレスの多い社会では趣味などでストレスを上手に処理することも大切です。
4)腸の調子を整えることも大切で、ヨーグルトなどの乳酸菌を摂り腸の善玉菌を増やすことも勧められます。
5)栄養も大切です。とくにそのバランスが大切ですが、そのうちまず肉や魚、卵など蛋白質の摂取が大切です。蛋白質は細胞や酵素の原料になるとともに抗酸化力を高め、免疫力を強化します。ω-3脂肪酸の多い青魚の摂取もキラーT細胞を増やします。β―カロチンの多いかぼちゃなど緑黄色野菜の摂取は粘膜などの細胞の強化を、キャベツなどの淡色野菜も免疫力強化の働きがあります。またニンニクはNK細胞の働きを活性化すると言われ、味噌などの発酵食品、きのこ類、海藻、里芋、バナナ、いちご等の果物、唐辛子等にも免疫力を高める働きがあります。
6)ウォーキングなど有酸素運動も免疫力アップに勧められます。
脳ドックセンター Dr.O
















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