2007年11月14日 (水)

目指せ!専門医・認定医-31-

「専門医受験」
 去る10月28日東京年センターホテルにて「糖尿病専門医試験」が行われました。受付は8時30分からでしたが、すでに受付は長蛇の列であり多くの受験生の熱気が感じられました。受験生の先生方は30代と思われる方と40代と思われる方が多く、もっと上の方もおられました。皆さんは寸暇を惜しんで、自作の「まとめノート」を読んでいました。
 午前中の試験は二部構成になっており、前半が論述試験、後半がマークシート式の試験でした。
 なんとここで糖尿病性の下肢慢性動脈閉塞症の問題が大きく取り上げられました。平成病院で青山先生と看護師の皆さんを中心に積極的に行われていることであります。 ―大楽勝-

その後1型糖尿病についてのことが聞かれました。平成病院にはあまりおられない患者様です。-苦戦-。

あとはまずまずでした。試験のできとしては平均で6割前後かと思われる出来でありました
午後の試験は面接でした。私は試験番号が後の方であったため、15時30分あたりの面接になりました。松岡先生から学んだケトアシドーシスの治療やメタボリック症候群の話題に引き込んでうまく切り抜けられたと思います。
一年間松岡先生、青山先生の元で学んだことが大いに生かされた日でした。この一年間平成病院で学んだことがいつしか血肉となって生きていたようです。12月下旬に結果が発表されますが、少なくとも後悔のない試験であったと思います。

Dr.グレイ

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2007年7月12日 (木)

目指せ!専門医・認定医-30-

0707122 「危機」
やっと間に合った・・・。6月30日の昼には原稿が出来たので安心していたらとんでもないことになってしまった・・・。なんと糖尿病学会が指定してきた用紙に本文が載らない。指定用紙をコピーしてすかしてみると少しだけコピーと指定用紙がずれているこれではずれて印刷されてしまう。やっとそれを直してよく印刷されるようになるまで4時間もかかってしまった・・・。これでは間に合わないと思っていたら本当に2時間遅れてしまったよー。

つまり6月30日消印の所を7月1日午前2時に終わってしまったわけだ0707121 仕方ないので指導医や糖尿病学会事務局と相談してみたら「最終的には委員会の判断になるけれど一応受理します」とのことであったので提出したところですが・・・。

0707124 しかし指定用紙をくれるぐらいならフォーマットの入ったCDロムを一枚くれれば良かったのだがなあ。それだと見た目もきれいだし良いことずくめのような気がするもしかして糖尿病学会は患者の血糖値を指定された範囲内に収めることの重要性を改めて強調するためにあえて行間に収めにくい原稿を配布しているのであろうか?だとしたら原稿の内容よりも(男・女)の「男」の法にきちんと○がはまっているか?0707123 とか○のなかにきちんと数字を入れて③とかにしているかと言うことを重要視しているのであろうか?
しかし今から何を言っても賽は投げられてしまっているわけだから仕方ない。開き直って結果を待つばかりである。

Dr.グレイ

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2007年7月 3日 (火)

目指せ!専門医・認定医-29-

「激戦」07034
 6月30日は糖尿病学会専門医試験の願書提出の締め切り日です。詳しい症例報告10例、大まかな症例報告30例、合計40例の報告であります。正直言ってかなりつらいのですが・・・。おお、ここで足りない種類の疾患があるのが発覚!!なんとしてでもやらなくてはいけないのですがかなりつらい状態です。
07032  この生活習慣病センターから最初の合格者が出なくては何も始まらない訳であります。
しかし糖尿病学会は何でこんなに審査が厳しいのだ?07031小児例や未成年例なんて実質的には小児科がないと出来ないじゃないか! 内科や小児科の一分野に過ぎない糖尿病科の専門医試験が何故内科専門医試験より高度なのか?神経内科でも10例報告はあるが、糖尿病学会は長い!そして指定された原稿に書かなくてはいけない。「A4二枚」とかでは駄目なのか?
 あと5例をまとめないといけない・・・。07033

Dr.グレイ

※Dr.グレイ先生より原稿を6月末にお預かりしていましたがアップするのが本日となりました。ご了承ください。はてさてグレイ先生は試験に間に合ったのでしょうか・・・

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2007年6月20日 (水)

目指せ!専門医・認定医-28-

「言ってあげたいこと」
 現在 糖尿病学会専門医の症例レポート作成中である。はっきり言ってかなり面倒な作業であり、本日はこのブログを休もうと考えていたのです。しかしこんな時だから普段0706201から言いたくても言えなかったことを言い、ストレスを発散することも大切であると考えてブログを書きます。
★①★まず専門医試験に合格したら一番にかつての恩師であるO先生に御報告がしたい。O先生は人柄こそ良かったが、あまり学問的な事を自分から話す人ではなかったのです。私は難しいことは分からないが、周囲の評価を聞いた限りではそれほど評価の高い先生ではなかったらしい。しかし私はあえて言いたい。「人の中で金を残すのは下、仕事を残すのは中、人を残すのは上である」。日本ボーイスカウトの創設者である後藤新平氏の言葉である。O先生は金も仕事も残さなかったかもしれない。しかし、O先生の残した人が糖尿病の専門医になったことは先生が誇れることである。

★②★私の行きつけの鍼灸師の先生がこう言っていた。「私は以前柔道をやってい0706203た。自分でも強い方だと思っていたが、怪我で引退を余儀なくされた。今私は針灸、あんまをしているが、柔道で習ったことは役に立っている」。
一見徒労に見えることでも、今やっていることが将来大きく役に立つときがあるのである。
今の自分に当てはまることであります。

★③★医師は患者さんに説明をする者であります。しかし患者さんの中には会計係に聞くべき事や、明らかに医学と関係ないことを聞くために医師を呼び出す人がおられます。私も時間に余裕のあるときは応じていますが、外来をしていたり、重体の方がいたりするときには残念ながら対応できません0706202

今回の入院費が他の病院に比べて高いのは何故ですか」―他院のことは知らない。

「今、私の家は苦しいのです。先生お金を貸してください」―病院はサラ金屋ではない。苦しいときには福祉があるし、当院にはケースワーカーという相談員もたくさんいる。しかし彼らも金貸し業はやっていない。

「今年の阪神は何故弱いのか?」―聞くべき所を間違えているのではないだろうか。このような相談はハッキリ言って無意味である。

この前、看護師さんから言われた「先生は患者さんの悩みをよく聞いておられます。とても良いことだと思います」無意味と分かっていても真面目に対応することが周囲には好印象だったのかもしれません。一見無用に見えてもそれが知らないところで重要な役割を演じることもあります。「無用の用」とはこのようなことを言うのでありますKigyo_c_s

専門医は取った事も大事だが、それまでのプロセスが将来役に立つと最近思うようになりました。取るまでの努力こそ貴重ではないのでしょうか。

Dr.グレイ

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2007年6月13日 (水)

目指せ!専門医・認定医-27-

「私の恩師」
 私が一般内科研修で糖尿病科を回ったとき、初日にO部長に挨拶に行った。O部長大柄な人であった。太っているわけではないが大柄で顔が長く、おだやかな口調の人だった。印象が薄い人だった。挨拶をしてその日は仕事を始めた。
 研修医の仕事は主に病棟業務であるが、O先生の患者は糖尿病科の教育入院が多く、重傷者はいなかった。決まり切ったことをして終わった。0706135
 当時の病院は外来患者が多く、O先生は毎日山のような患者さんを前に外来をしていた。病棟では私と4年目のレジデントが二人で仕事をしていた。先生に教えてもらうのは外来のない日であった。
 O先生看護師から「そう先生」といわれていた。先生に何か提案をすると必ず「うむ、そうせい」と言う返事が帰ってくるからであった。
 ベテランの看護主任がこう言っていた。「O先生は頼りない部長である。しかし“何とかしてこの人を支えていかなくてはいけない”という気にさせる先生である」
 私は血糖値管理不良者に神経伝導検査を行ってみたらよいのではと提案した。当時その病院では腎臓と網膜の検査しかしてなかったのである。O先生の答えは「うむ、そうせい」であった。0706133

 そんな時治療困難な糖尿病合併症の患者が入院してきた。従来の治療を行ったが、たちまち行き詰まった。インターネットの普及が不十分の時代である。とくに当時その病院は医学中央雑誌にも登録していなかった。自分は大学の図書館にも登録していなかった。検索方法もなく途方に暮れていた。O先生から「何とか頼む」と言われた。当時、ジョスリンの『糖尿病学』と言う本が改訂されていた。私はこの本なら載っているだろうと思い、電話帳のようなこの本を読み始めた。患者の苦痛は大きかったため、急がなくてはいけなかった。毎日本との格闘であった。中盤まで読んだとき、この合併症が載っていた。PubMedでも関連の文献が見つかった。

 それをO先生に紹介した。先生の答えは「うむ、そうせい」であった。さらに岡山日赤にその合併症の検査機械があることが分かった。私は患者を岡山日赤に紹介しようと思った。入院中の検査なのでコストの問題があった。「当院は大学をのぞけば最高医療を提供する中核病院なのに同格である日赤に紹介することは当院の恥になる」と忠告してくれる先生もいた。しかしO先生の答えはいつもの通り「うむ、そうせい」であった。患者の合併症はその後寛解し、退院の運びとなった。0706131
 O先生と持った症例は苦心の連続であったため、内科学会や糖尿病学会に出すことにした。聴衆の評判は余りよくなかったが、それも含めて自分が一番勉強になった時であった。ジョスリンの糖尿病学は8割ぐらい読んでしまっていた。

 O先生からクリティカルパスを作るのに協力してほしいといわれた。自分はクリティカルパスというものを見たことがなかったので、どうして良いか分からなかった。O先生は悲しそうだったが、こればかりはどうしようもなかった。
 その後、私は糖尿病学会に入り、患者さんのことを相談に行った。O先生は喜んで教えてくれることもあったが、困った顔をすることもあった。その関係は私が国立病院を退職するまで続いた。
 やがて一般内科研修が終わり大学で専門研修となった。その後神経内科の研修を受け、神経内科認定医を受けることになった。
 その日は川崎大学で認定医試験を受験する前の人を集めて講習会が行われていた。本来自分の大学では病棟業務があったが、その日だけは講習会のため、教授から特別に休みをもらっていた。0706132

 休み時間に何気なく掲示板を見ていた。川崎大学の掲示板はいろいろな物があった。突然一枚の紙が目に飛び込んできた。O先生の告別式を知らせる紙だった。周りの景色がゆがんだ。やっと気を取り戻して掲示板を確認した。告別式の日はその当日だった。時間は2時か3時だったと思う。急いでタクシーで駆けつければ間に合う時間であった。しかし、その日は教授から特別に休みをもらっている日である。途中で早退すれば厳罰を受けてしまう。その上私は喪服を持っていなかった。いくら昔の弟子とはいえ、普段着のままで告別式にはでられない。迷いに迷って告別式はあきらめた。午後の講演会の内容は全然頭に入らなかった。0706134 
 先月糖尿病学会総会の前にO先生のことを思い出した。O先生は「いつか総会に持って行くような臨床研究をしたい」と言っていたO先生は夢が果たせないまま亡くなられたが、自分が今その場にいる。感無量だった。O先生の雪辱を自分は果たせただろうか?いつの間にか涙が出ていた。

Dr.グレイ

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2007年6月 6日 (水)

目指せ!専門医・認定医-26-

「祝勝」0706065
 5月26日(土)は私の糖尿病学会総会の発表の日でした。発表そのものは比較的うまくいったと思います。これも指導医の先生のおかげであります。祝勝というわけではありませんが、27日の日曜日に京都の松尾大社正法寺に行ってきました。0706061
0706063  松尾大社は大山咋神と市杵島姫命の二神を祀る神社です。大宝元年(七〇一)秦忌寸都理が、松尾山大杉谷の磐座の神霊を勧請し、当地に社殿を建立したのが起りと伝え、平安時代には皇城鎮護の神として、また中世以降は醸造の神として人々の信仰を集めています。酒を作る人が寄付した樽がこんな0706062 にあります。0706064
 正法寺には立派な庭があります。外の景色と庭の風景をマッチさせているのは借景という技法であります。この庭も実に良かった
 総会での発表が終わった後は発表内容を論文化しなくてはいけません。論文を書かないと認定医から指導医に進化(?)出来ないそうです。
07060622_1  
内科認定医→糖尿病専門医→指導医・・・。きりがないのですが・・。

(※写真上5点は松尾大社・左下1点は正法寺にて撮影)

Dr.グレイ

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2007年5月23日 (水)

目指せ!専門医・認定医-25-

「奈良のお菓子」
 この前奈良に行ってきました。時間が無くて余り見て回れなかったのですが、この時ガトー・ド・ボワ」と言うフランス菓子のお店を見かけました。美味しそうだったのでインターネットで取り寄せてみました
070523_1   この写真のケーキはリュバーブ フロマージュともうします。見た目はとてもきれいです。早速食べてみましょう。うむむむ・・・。味がとても良いケーキです。イチゴのペースト(薄いジャム?)が生地に挟んであって、イチゴの味わいを深く感じます。チーズケーキのクリームが生地とよく合います。私は生クリームのケーキは好きではないのですが、これなら甘過ぎもせず食べやすいです。ケーキの一部をフォークですくって食べても良し、生地とケーキとイチゴペーストの三層を丸ごと食べても良し。たまには美食を追求するのも良いでしょう。
 明日から日本糖尿病学会が始まります。自ら血糖値を上げて出陣しましょう。(それは違うだろ!!)

Dr.グレイ

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2007年5月16日 (水)

目指せ!専門医・認定医-24-

「苦悩」
 いきなりで申し訳ありませんが、次のようなニュースを耳にしました。

<認知症患者>免許取り消し257件 進まぬ危険防止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000014-mai-soci

Car02  >全国の公安委員会が認知症を理由に運転免許を取り消した件数は、06年末までの4年半で257件にとどまることが警察庁の調べで分かった。認知症の免許保有者は65歳以上だけで推計30万人とされる。家族が取り消しを求めても警察が消極的なケースも多く、専門家や家族は、危険な運転を防ぐ新たな対策を求めている。(21面に連載「クルマ高齢社会」)

高齢者になると認知症だけでなく白内障や難聴などで明白に運転能力は低下します。ご家族様も大変でしょうがこれを法規制の対象とするのはやや困難であります。

 >一方、国立長寿医療センター長寿政策科学研究部の荒井由美子部長らが04年、3県警本部(県名は非公表)に行った調査によると、運転をやめさせたい家族が警察に相談しても、行政処分を避け、自主返納などを進める方針が採られていた。荒井氏は「法律で認知症は免許取り消しの対象と定めているのに進まないのは、警察の現場レベルで具体的な指針がないことも一因だ」と指摘する。

認知症とは何を持って決定するのでしょう?長谷川式認知症スケールが正常でも認知症になっている方もおられます。専門医の診断書でしょうか?すると診断書にサインを書かれている医師がその道の専門医であることを証明する書類が必要であります。認知症、難聴、白内障各々の専門医にかからなくては十分といえません。その全ての専門医にかかったら(診断書+専門医の証明)×分野の数の書類が必要となり、労力が多すぎます。正常な高齢者はどうすればいいのでしょうか?

>周囲が強く勧めれば反発し、家族が暴力を振るわれたり、通院をやめてしまうケースも珍しくない。警察に相談しても、「本人を連れてきて」と言われ、あきらめてしまう家族は多い。病状の悪化や更新期限切れで自然に失効する患者もいるが、その間、周囲には事故への不安がつきまとう。

実は(あくまで私の目から見てですが)明らかな認知症の方でも運転を希望される方は多いのです。はっきりとした認知症の所見があれば説得もしやすいのですが、そGrand うでなければ説得は困難ですし、もしかすると本当に運転は上手なのかもしれません。私は医師でありますから、自動車の運転のうまい下手はわかりませんが、もしそうなら患者様の自由権の問題にもなります。そうなると「本人をつれて」こないと判断が困難です。
いっそのこと後期高齢者(75歳以上)の方の免許更新は一年おきにすれば家族の心配も少なくなるのでは・・・?

Drグレイ

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2007年5月 9日 (水)

目指せ!専門医・認定医-23-

「産業医」0705092
 突然ですが、私は今(4月29日)福岡に来ています。認定産業医の資格を取るための最後の単位を修得するためです。

「産業医とは」産業医(さんぎょうい、英Occupational Health Physician)とは、企業等において労働者の健康管理等を行う医師である。労働安全衛生法により、一定規模の事業場には産業医の選任が義務付けられている

0705091 産業医の資格を取るためには特に試験を受ける必要はなく、指定された講習を受けるだけで取得できます。しかし、必要な単位数が50単位と多いため、すぐにはとれないのが難点です。講習はおおむね1単位に対して1時間であり、だいたい二時間が一講習であります。すなわち延べ25回講習に出なくてはいけないと言うことであります。0705093

私は仕事をしながら合間で取っていきましたので、半年もかかりました。勤務医にとって厳しい時代が続きますが、開業医でも楽とは言えません。従って、少しでも引き出しを増やしていく事は大切であります。
 今回は専門医研修の合間でも取れる資格について語ってみました。

Dr.グレイ

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2007年4月25日 (水)

目指せ!専門医・認定医-22-

「さまざまな学会」

 来週から5月であります。5月と6月は当院に関連のある学会が多い月であります。

①5月10日~12日   日本神経学会→当院は神経学会の教育施設であります

②5月24日~26日   日本糖尿病学会→生活習慣病センター

③5月30日~6月1日 日本神経病理学会→当院は神経病理と関連が深く、週一回神経病理の先生をお呼びしておりますし、月一回は鳥取大学の神経病理教授にお越しいただいて、御教授を賜っております。

④6月20日~22日   日本老年医学会学術集会→生活習慣病センター0704251

 他の先生方から、当院は活力のある病院であるとよく言われますさまざまな学会に医師、コメディカル問わず多くのスタッフが参加することも大切ですし、学会修了後にそこで得た情報を交換することも大切であります。

 私は②に演題を出すので、来月は仙台まで行ってきます。

Dr.グレイ

 

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