2014年12月15日 (月)

新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬)

Okusuri_techou 睡眠薬というと「ベンゾジアゼピン系」というタイプが主流でした。脳内神経伝達物質の中で、抑制的に働くGABA(ガンマアミノ酪酸)という物質があります。GABA受容体には、ベンゾジアゼピンの結合部位があり、ここに薬が作用するとGABAの働きが強くなるため、身体の興奮が抑えられ、睡眠作用・抗不安作用・筋弛緩作用などを催します。作用時間や効果の違いなど、いろいろな種類の薬が開発されましたが、「ベンゾジアゼピン系薬剤」には、筋弛緩作用による脱力で転倒する危険性、高齢者で錯覚や幻覚を伴うせん妄が起こる危険性などの問題点も多く指摘されていました。その後、睡眠薬の開発が進み、「非ベンゾジアゼピン系」の「マイスリー(ゾルピデム)」という薬剤が登場しました。「マイスリー」は、ベンゾジアゼピン骨格を持たない睡眠剤で、ベンゾジアゼピン受容体の「ω1」サブタイプだけに特異的に結合します。ベンゾジアゼピン受容体には「ω1」「ω2」などのサブタイプがあり、「ω1」は睡眠作用、「ω2」は抗不安作用・筋弛緩作用に関係しているという報告があります。「マイスリー」は「ω2」に作用せず、睡眠導入以外の作用が出にくいことや、効果も短時間であることから睡眠導入剤として多くの患者さんに処方されています。「アモバン(ゾピクロン)」と、その光学活性体「ルネスタ」も、「非ベンゾジアゼピン系」で、特に2012年に発売された「ルネスタ」は、「マイスリー」よりも効き目が長く、寝ている途中で何度も起きてしまう「中途覚醒」に有効だという報告があります。

Kusuri_nomu 近年、「ベンゾジアゼピン受容体」以外に作用する薬が開発されています。2012年に発売された「ロゼレム」という薬は、脳内の「メラトニン受容体」を活性化します。もともと人間には「夜になったら眠る」という体内時計があり、朝に太陽の光を浴びることで「メラトニン」というホルモンの分泌が抑制されます。ロゼレムは、メラトニンの作用を強めることで、身体が自然と睡眠に傾くようにする薬剤です。そして今月、「オレキシン受容体拮抗薬」という、新しい睡眠薬「ベルソムラ」が発売されました。「オレキシン」は脳の視床下部から産生される物質で、睡眠障害の一つである「ナルコレプシー」の病態に深く関与しており、覚醒状態の維持に関係している物質です。「ベルソムラ」は、脳の覚醒に関わるシステムを抑制して、脳の状態が覚醒から睡眠に切り替わることを助け、自然な眠りへと導くとされています。nightconfidentsleepy

昨年以降、厚生労働省の指示により、「睡眠薬」を服用されている患者さんには、自動車運転を控えるよう指導させていただいています。睡眠薬の効果が持続する時間は患者さん個々で違いがあり、人によっては翌朝以降まで睡眠薬の作用が残ってしまい、運転中の眠気などから重大な自動車事故につながる恐れがあるためです。いろいろな種類・効果の違うお薬が登場していますので、不眠でお困りの方は、家族や知人のお薬を独断で借りるなどせず、医療機関を受診して自分に合ったお薬の処方を受けるようにしましょう。

薬剤師 いっちー

| | コメント (0)

2014年11月15日 (土)

肺炎球菌ワクチンについて

 

Photo_2 みなさんは肺炎球菌感染症を御存知ですか?
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。
日本人の約3~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。
これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。


 現在、肺炎は日本人の死因の第3位となっています。
特に高齢者の方は要注意しなければなりません。

 そんな中、この感染症を予防する肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)が平成26年10月1日から高齢者を対象に定期接種になりました。
定期接種とは、国や自治体が接種を強く勧めているワクチンで、接種される側にとっては、経済的負担の少ない(ほとんどの地域で無料で受けられる)ワクチンです。


 定期接種の対象者は、平成26年度(平成27年3月31日まで)は、平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と101歳以上の方です。
 該当する年齢以外の方は定期接種の対象となりませんが、ワクチンを打つことはもちろん出来ます。


 また、新しい肺炎球菌ワクチンとして、プレベナーというワクチンが発売されました。
※こちらのワクチンは任意接種のみとなります。
ニューモバックスは、成人・高齢者の二次性肺炎をターゲットにしているのに対し、プレベナーは、乳児の肺炎球菌性髄膜炎にも対応できます。


 倉敷平成病院では、10月以降たくさんの患者さんが肺炎球菌ワクチンを接種しに来られています。そのため、薬剤部でもワクチンの在庫数を増やし、急にワクチンを希望される患者さんにも対応できるように準備しています。

 肺炎球菌ワクチンについて興味がある方は、お気軽にご相談下さい。

薬剤部 S.A

| | コメント (0)

2014年10月16日 (木)

新人薬剤師のキモチ

入職してもう半年が過ぎ、9月からは受け持ちの患者さんもできました。 Tsj344


病棟業務がしたくて病院を選んだ私としては、まだまだ未熟ではありますが、 薬剤師として働いているんだなと更に実感するようになりました。毎日が充実し過ぎて、 1日があっという間に終わってしまいます。

働いていて嬉しかったことは、やはり患者さんからの感謝の言葉です(^^) 患者さんに「いろいろ話を聞いてくれてありがとう」など温かい言葉をかけていただけると、 次はもっと患者さんのためになるアドバイスができるように勉強しようと モチベーションアップにも繋がります。

出会う患者さんは十人十色。症状や性格も様々です。 どうすればいいかわからない場面も多々あり、悩んで時間が過ぎることもあります。 そんな時は、頼りになる先輩に相談!いつもあぁなるほどな!と納得するような、アドバイスを頂きます(^o^)

倉敷平成病院の薬剤師は、患者さんの力になれるよう日々勉強しています!!
また、気さくで話やすい方ばかりだと思います♪

疑問を持ったまま薬を飲むのは嫌ですよね。 気になることがあれば、薬剤師に相談してください(*´▽`*)

薬剤部 *u*

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年9月16日 (火)

持参薬の鑑別とお薬手帳

病院の薬剤師として働き始めて間もない頃、こんな仕事もあるんだ!と思ったのが、持参薬の鑑別です。
これは入院時、患者さんに普段服用されている薬を持ってきていただき、薬の名前、薬効、用法・用量、残数、院内採用の有無などについて表にまとめて、医師や看護師、薬剤師などが確認できるようにするものです。

鑑別により、
・現在、患者さんがどういった治療を受けているのか把握することができる
・持参薬と入院中に処方される薬との飲み合わせをチェックし、重複投与や相性の悪い飲み合わせを避けることができる
・手術や検査前に服用中止となる薬をチェックすることができる

など・・・持参薬の情報を把握することは、患者さんの入院中の治療をより適切に行う上でとても重要なものとなります。

そんな中、
・薬の本体だけ持ってこられており、用法・用量が分からない
・1年以上も前にもらった薬で、現在服用しているのか不明
・同じ薬なのに別々の薬袋に入っており、その薬袋に書いてある用法が異なる

・・なんて問題が出てきて、頭を悩ませることもしばしば。

もちろん患者さんやご家族への確認も行いますが、もう少し情報があると、お話をうかがいやすく、医師や看護師へより正確な情報提供ができるのではないかなと感じます。

そこで活躍してくれるのが、薬袋や薬の説明書、そして「お薬手帳」です。20140916

薬局でお薬手帳という言葉を聞かれた方も多いのではないでしょうか?
お薬手帳とは、服用している薬の名前、用法・用量、処方された日数などを記録できる手帳です。

利点として
・副作用歴、アレルギーの有無、過去にかかった病気などについても記入でき、情報を伝えることができる
・患者さんの処方歴が分かるため、薬の用量の変更や中止・再開の時期も確認できる
・旅行や災害、急に具合が悪くなって、かかりつけではない病院にかかったときも、薬の情報を正確に伝えることができる
・ドラッグストアでサプリメントや一般用医薬品を購入する際にも、飲み合わせを確認することができる

などがあります。

ぜひ、お薬手帳を普段から持ち歩いて、活用してくださいね^^
もちろん、入院時にも薬と一緒に確認させていただけると、非常に助かります!

薬剤部 りー

| | コメント (0)

2014年8月15日 (金)

イソバイドを飲むための工夫

 先日薬剤部の勉強会でイソバイドシロップの試飲をしました。
イソバイドシロップはメニエール病のお薬ですが、「まずくて飲めない!」と言われる患者さんもよくいらっしゃいます。私自身今回初めて試飲しましたが、とにかく味が濃くて、苦み、酸味、甘みがのどに刺さる!印象でした。


原液は飲みにくいのですが、
①冷やす(それもキンキンに。冷凍庫に入れてもOK!凍りません。)
②水、ジュースなどで希釈する(2倍程度に。あまり薄くすると飲む量が増えるので注意。)

など工夫することで飲みにくさが緩和されます。

ということで、どの飲み物で希釈するのが飲みやすいか、いろいろ試してみました。
飲みやすさを10点満点で評価(原液を5点として比較)し、薬剤師7名の平均をとってグラフにしたのが下の図です。

201408
・炭酸飲料で希釈するとのどに刺さる感覚がマスクされて飲みやすい印象♪
・コーラが1位という結果でしたが、コーラ好きの薬剤師には不評だったりして、好みによって意見は異なりました。
・個人的試した、紅茶(ストレート糖入り)も飲みやすかったのでおすすめです。


薬の中には飲み合わせに注意の必要なものもありますが、イソバイドに関しては基本的には何と混ぜてもOK(乳脂肪分の多いものは分離する可能性があるようですが)とのことです。いろいろと試して、自分に合った飲みやすい方法を見つけてもらいたいなと思います。


薬剤部 きむちゃん

| | コメント (0)

2014年7月12日 (土)

サプリメントとお薬のお話♪

 

Photo 最近、ビタミン・ミネラルなどの栄養分を補給するためにサプリメントを活用している人が増えていると思います。「健康に良い」、「疲れがとれる」といったイメージから、サプリメントを摂取することで安心する人も少なくないと思います。サプリメントの本来の目的は、食事からの栄養摂取不足を補うことです。上手に活用すれば健康の味方になってくれますが、反対に頼りすぎると、食事からの栄養摂取が疎かになったり、過剰摂取によっては体調を崩したりするなど、様々な健康リスクがあります。

 そこで、今回はサプリメントを上手に活用するために知っておいてもらいたいポイントを紹介します。

①不足を補う!サプリメントは特定成分の摂取に有効!
サプリメントは特定の成分を一度にたくさん摂りたい場合に効果がありますが逆に、サプリメントを摂取したからと言って、体に必要な栄養分をすべて摂取できたということにはなりません><。
なので、日常の食生活の中で不足しがちな成分があれば、その成分を補うためにサプリメントを摂取するという形がサプリメントを上手に活用するコツです★


②サプリの過剰摂取はリスクあり!
サプリメントの過剰摂取には注意が必要です。使用する人の体調や体質などが合わない場合、アレルギー症状がでたり、具合が悪くなったりすることがあります。サプリメントの場合は、特定成分が小さな錠剤やカプセルなどに濃縮されているので、食品に比べて過剰摂取しやすく注意が必要です。

③併用すると薬の作用を弱めてしまうサプリも!相互作用に注意!
サプリメントとお薬は、必ずしも飲み合わせが良いわけではありません。サプリメントの成分によっては、お薬を同時に摂取することにより、お薬の吸収を妨げたり、作用を弱めたりするものがあります。例えば、「カルシウム×強心薬」や「マグネシウム×骨粗鬆症」、「鉄×甲状腺ホルモン薬」などの飲み合わせは良くない相互作用が生じる可能性があります。

 上記では注意しておきたいリスク面を紹介しましたが、ご自身の食生活に基づき、足りない栄養分を補う形で適量のサプリメントを摂取すれば、健康維持の助けになってくれます。
お薬を服用中の方は、くれぐれも自分だけで判断せずに、医師や薬剤師に相談してくださいね。


薬剤部 なかっち

| | コメント (0)

2014年6月13日 (金)

薬 飲み込みにくくないですか?

 薬を飲みこみにくくて辛い思いをされている方はおられませんか?私も市販の薬を飲む時、薬が喉につっかえる感じがして1回に1錠がやっとです(1回に3錠なんて無理です)。
Photo 最近は、口腔内崩壊錠(以下OD錠)といって水や唾液に溶ける錠剤もありますが、全ての薬剤に対してOD錠が存在するわけではありません。錠剤を粉砕する方法もありますが、粉砕時に薬剤のロスが生じたり、錠剤の構造上、粉砕できない薬もあります。同じ成分で散剤があれば変更は可能ですが、散剤がない場合もあります。粉にして食事に混ぜられる方もおられるかもしれませんが、食事が美味しくなくなったり、薬が変質することもあるのでお勧めできません。簡易懸濁法という方法(55度のお湯に溶かす方法)もありますが、適さない薬があったり、薬が溶けるのを5分10分待つのはちょっと…と問題もあります。
そこでお勧めなのが、最近CMしています「服薬ゼリー」。ゼリー状のオブラートです。
水の代わりにゼリー状のオブラートで薬を包んでゴックン。水で薬を飲むより喉へのストレスが少ないようです。私も一度試しましたが、するんと薬が喉を通る気がします。もちろん、粉薬を包んでもOKです。ただし、苦味健胃剤(消化剤)はその苦味を利用して効果を得るものですので、オブラートに包まずにお飲みください。

 このゼリー状オブラートですが、糖質をまったく含んでいませんので、糖質制限のある方にも安心です。子供用や漢方用の服薬ゼリーもあり、ドラッグストアや調剤薬局で取り扱っています(店舗によって取り扱っているものが違うようですので、お店に尋ねてみてください)。一度試してみてはいかがでしょう?

*薬を安全に服用して頂くためのアドバイスです。参考まで。

薬剤師 M

| | コメント (0)

2014年5月16日 (金)

骨粗しょう症治療薬について

 Chouzai 骨粗しょう症は、骨強度が低下し、わずかな衝撃でも骨折しやすくなる骨の病気で、骨折が原因で要介護状態になることも少なくありません。骨では、古くなり劣化した骨が破骨細胞により溶かされて(骨吸収)、新しい骨が骨芽細胞によってつくられる(骨形成)、「骨のリモデリング(骨改変)」が行われています。骨粗しょう症患者数は、女性が男性の3倍といわれ、特に閉経後は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が急速に減少することで骨吸収が優位になり、骨形成が追いつかなくなることが知られています。骨粗しょう症は、背中が丸くなる、身長が縮むなど、症状が徐々に現れるため気づきにくいものですが、放置すると、もろくなった骨が体の重みで潰れてしまう圧迫骨折を引き起こします。身長が縮んだ、背筋が丸くなってきたなどの症状があれば医療機関を受診しましょう。

 

 最近は、骨粗しょう症治療に使用される新しい薬が発売され、治療の選択肢が増えています。
 1.「ビスホスホネート製剤」:骨吸収を弱めるタイプの薬で、最近では「週1回/月1回の経口薬」、「経口ゼリー製剤」も登場しています。一般的に、起床時に服用し、服用後30分間は横にならず、食事を控えるなど、服用時に多くの制限があり、服薬遵守があまりよくないことが問題となっています。今は、服薬を確実にする必要がある、嚥下障害等で経口剤の服用が困難、消化性潰瘍などがあり経口薬のリスクが高い、などに「月1回の静脈注射薬」が選択できます。
 2.「テリパラチド(副甲状腺ホルモン)」:新しい骨をつくる骨芽細胞を活性化させ、骨強度を高める皮下注射薬です。1日1回自己注射をする「フォルテオ」と、週1回医療機関で皮下注射する「テリボン」があります。遺伝子組換えで作ったホルモン剤なので口から飲んでも効果がありません。使用年数に制限があるため(フォルテオは2年、テリボンは1年半)、日記タイプの手帳に記録するよう指導しています。
 3.「デノスマブ(RANKL抗体)」:半年に1回皮下注射する「プラリア」という薬が発売されました。破骨細胞の形成・機能・生存に重要な蛋白質RANKLに対する抗体製剤で、破骨細胞の形成を抑えます。重篤な低カルシウム血症を予防するため、沈降炭酸カルシウムを含む配合剤「デノタスチュアブル配合錠」を併用します。

 

 また、「ビスホスホネート製剤」と「デスノマブ」については、「顎骨壊死」に対する注意が必要で、薬を開始する前に歯科治療を済ませておくことが勧められています。「顎骨壊死」とは、歯肉の痛み・腫れ・歯のぐらつき・顎のしびれ・顎骨の露出や腐骨、などの臨床症状を認め、発症は、飲み薬で1万人に1~4人、プラリアでは臨床試験において881人中1人(0.1%)という報告があります。「日本口腔外科学会」でもガイドラインがあり、「ビスホスホネート製剤」を服用している人が歯を抜くなどの処置をする場合には、服薬期間や危険因子の有無にもよりますが、薬を一定期間中止してから歯科治療をするなどの指針が出されています。歯医者さんにかかるときは、自分の使用している骨粗しょう症薬をきちんと伝えることが大切です。

薬剤師 いっちー

| | コメント (0)

2014年4月12日 (土)

春はめまいにご注意を!!

 Photo cherryblossomは新入学や就職など人生の節目も多く、希望に満ちたshine時期ですね。
一方で、日々の気温の変動や、環境の変化にストレスを溜め込みやすく、自律神経のバランスが崩れやすい時期でもありますcrying

 自律神経は、体をバランス良く機能させるため「交感神経」「副交感神経」という二つの神経が相反する働きをしており、毎日の体のリズムrecycleを作っています。その自律神経のバランスが崩れると、めまい、頭痛、倦怠感などの症状が現れたりしますwobbly

自律神経のバランスを崩さないためには…flair
heart01規則正しい生活をする
heart01朝散歩をする
heart01太陽をしっかり浴びる
heart01バランスの良い食事を摂る
heart01たくさん笑う
heart01ゆっくりお風呂に入る
heart01夜ご飯は寝る3時間前までに
heart01寝る前に深呼吸する


 自律神経を整えて気持ちの良い春を過ごしましょう
winksign03

薬剤部 なば

| | コメント (0)

2014年3月13日 (木)

不眠症について~寝だめは厳禁!?~

今回は不眠症についてお話したいと思います。

不眠症とは、夜、眠ろうと思ってもなかなか眠りにつけない、夜中や早朝に目が覚める、熟睡できない、といった症状で睡眠が不十分になり、疲れが取れない、気分が悪い、集中できないなどの不調があらわれ、昼間の生活や仕事に支障をきたす病気です。057689s

不眠症は症状によって分類することが出来ます。
入眠障害:床についてもなかなか眠れない
中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
早朝覚醒:朝早く目が覚め、そのあと眠れない
熟眠障害:ぐっすり眠った感じがしない

生活の中で心がけることとしては、
○刺激物を避ける
○眠くなってから床に就く、就寝時刻にこだわり過ぎない
○規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
○昼寝をするなら、15時より前に20~30分間

など・・・

その中でも私が気になったのは、「寝だめはダメ!」ということです。

週末まとめて寝たのに、月曜日の朝に起きようとすると疲れが抜けていなくてだるい、ということはありませんか?
「寝だめ」というのは医学的には存在しません。疲れがとれるかどうかは、睡眠の質にかかわること。長く寝るほど効果があるというわけではなく、むしろ体内時計のリズムを乱してしまいます。休日でも決まった時刻に起きて朝の光を浴びることが大切です。

「せっかく寝坊できるのに・・」という人は以下のようなことを心がけましょう。
◆週末の起床時刻は平日プラス1~2時間にとどめる
◆休日前でも夜更かしと夜食をやめる
◆必ず朝食を食べて、体を活動モードに切り替える

こうすると体内時計を大きく乱すことなく、日頃の寝不足も解消できるようです。

私もついつい休みの日になると寝坊してしまうので、少しでも早く起きて太陽の光をあびたいと思います。このブログを書いている、とある休日も朝9時前に起床してしまいましたが・・・来週から頑張ります!

薬剤部 りー

| | コメント (0)

より以前の記事一覧